
インスタ広告を始めようと思って調べてみると、「1日100円から」「月30万円は必要」と、書いてある金額がばらばらで迷ってしまった経験はないでしょうか。社内で予算を通したいのに、いくらと書けばいいのか決まらないまま、という担当者の方も多いはずです。
実は、インスタ広告の費用は「いくらから出せるか」と「いくらあれば判断できるか」を分けて考えると、すっきり整理できるんです。
この記事では、費用の内訳、課金の仕組みと単価の相場、1日の予算の考え方、月の予算の逆算、支払い方法と手数料、制作費と運用費、実際の企業の例まで、順番に紹介しますね。
先に答え
インスタ広告の費用は、広告費・制作費・運用費の合計で考えます。
インスタ広告(Instagram広告)の費用とは、Metaに支払う広告費に、画像や動画を作る制作費と、配信を調整する運用費を足したものです。広告費は少額からでも出せますが、効果を判断するには、ある程度の数の結果が集まる金額が必要になります。まずは目標から1か月の広告費を逆算し、そこに制作費と運用費を足して総額を決めましょう。こうしておくと、「安く出したのに何も分からなかった」という失敗を防げます。
この記事のポイント
- インスタ広告の費用の内訳(広告費・制作費・運用費)
- 課金の仕組みと、クリック単価や1,000回表示あたりの相場の目安
- 1日500円・1,000円から始めるときの考え方と、月の予算の逆算
- 支払い方法と、iPhoneのアプリから出すときの手数料
- 自社で運用するか代理店に任せるかの費用の比較と、実例3社
こんな人向け
これからインスタ広告を始める企業の担当者や、広告の予算を決める経営者・マーケティングの責任者に向けて書いています。「上司に予算を説明したい」「代理店の見積もりが高いのか安いのか分からない」と感じている方に、そのまま使える内容です。
インスタの投稿やリールの運用そのものを外に任せたい方は、→ インスタ運用代行の費用と選び方 もあわせて読んでみてください。この記事では、広告にかかるお金に絞ってお話しします。
目次
1.インスタ広告の費用は「広告費+制作費+運用費」
結論
広告費だけで見積もると、総額を読み違えてしまいます。
インスタ広告の費用というと、Metaに支払う広告費だけを思い浮かべる方が多いかもしれません。ですが実際には、広告に使う画像や動画を作るお金と、配信を見ながら調整する手間のお金もかかります。

費用の3つの内訳
| 内訳 | 何に払うお金か | 支払う相手 | 自社でやる場合 |
|---|---|---|---|
| 広告費 | 広告が表示されたり、押されたりした分 | Meta | 必ずかかる |
| 制作費 | 広告に使う画像・動画・遷移先のページ | 制作会社・デザイナー | 社内の人の時間がかかる |
| 運用費 | 配信の設定、数字の確認、入れ替えなど | 広告代理店・運用代行 | 担当者の時間がかかる |
自社で画像を作り、自社で配信するなら、外に払うのは広告費だけになります。ただし、そのぶん担当者の時間を使うので、ゼロ円で回せるわけではありません。
「いくらから出せるか」と「いくらで判断できるか」は別もの
インスタ広告は、少ない金額からでも配信できます。一方で、広告が効いたかどうかを判断するには、押された数や問い合わせの数が、ある程度たまる必要があるんです。
広告だけに頼らず、自社のアカウントの投稿から来店や問い合わせにつなげる流れは、インスタ集客のやり方でまとめています。
この2つを混ぜてしまうと、「1日500円で出してみたけれど、何も分からなかった」という結果になりがちです。この記事では、まず仕組みと相場を確かめてから、判断に必要な金額の決め方へ進みますね。
2.課金の仕組み:オークションで単価が決まる
結論
単価は固定ではなく、配信のたびに入札で決まります。
インスタ広告には、テレビCMのような決まった定価がありません。Metaの広告は、表示されるたびに複数の広告が競い合うオークションの仕組みで配信先と金額が決まります。

主な課金の方法
Metaのヘルプでは、通常は広告が表示された回数(インプレッション)に応じて請求され、作成時に別の方法を選んだ場合はそれに従うと説明されています。よく使われる課金の考え方は次の3つです。
| 課金の考え方 | お金がかかるタイミング | 向いている目的 |
|---|---|---|
| インプレッション(表示) | 広告が表示されたとき | 多くの人に知ってもらう |
| リンクのクリック | 広告のリンクが押されたとき | サイトに来てもらう |
| ThruPlay(動画の再生) | 動画が一定の長さまで再生されたとき | 動画を見てもらう |
どれを選んでも、競う相手が多い時期や、狙う人の数が少ない設定では単価が上がりやすくなります。年末商戦のように広告が集中する時期は、同じ予算でも届く数が減ると考えておきましょう。
単価の相場の目安
広告運用の会社が公開している目安では、インスタ広告の単価は次のくらいとされています。
| 単価の種類 | 相場の目安 |
|---|---|
| クリック単価(CPC) | 40〜100円前後 |
| 1,000回表示あたり(CPM) | 500〜3,000円 |
| 動画の再生単価(CPV) | 4〜10円 |
| アプリのインストール単価(CPI) | 100〜250円 |
出典はセンタードの解説記事(2026年1月更新)です。業種や時期、広告の出来で大きく変わるので、あくまで最初の見積もりに使う目安として見てください。
この表を使うと、たとえばクリック単価を仮に80円と置けば、10万円でおよそ1,250回の訪問が見込める、という計算ができます。数字は仮のものですが、上司に説明するときの「最初の物差し」としては十分役に立ちますよ。
3.いくらから出せる?1日の予算の考え方
結論
1日の予算は「週の上限の目安」と考えると安心です。
インスタ広告の予算は、1日ごとの予算(日予算)か、期間全体の予算(通算予算)で決めます。よく聞かれる「1日500円で出せるのか」「1,000円ならどうか」も、まずはこの仕組みを知っておくと答えやすくなります。
日予算は、日によって多く使われることがある
Metaのヘルプによると、日予算は「1週間(日曜日から土曜日)で、1日あたりこのくらい使う」という目安として扱われます。そのため、日によって次のような動きをします。
- 配信の機会が多い日は、日予算より最大75%多く使われることがある(1日の上限は日予算の175%)
- 1週間で使われる額は、日予算の7倍を超えない
- 使う額が少ない日もあり、週の中でならされる
たとえば日予算を1,000円にした場合、ある日は1,750円まで使われることがありますが、1週間では7,000円を超えません。月の予算を決めるときは、「日予算×その月の日数」を上限の目安にすると計算しやすいですね。
1日500円・1,000円で始めるときの考え方
1日500円や1,000円でも、配信そのものは始められますよ。センタードの記事でも、1日1,000円程度でテスト配信ができると紹介されています。
ただ、少額のうちは、集まる数がどうしても少なくなります。クリック単価を仮に80円とすると、1日1,000円で押される数はおよそ12回なんです。この数で「どの広告が良いか」まで決めるのは難しいので、少額の期間は次のように使うのがおすすめです。
- 広告の作り方や、配信の設定の手順に慣れる
- 画像やコピーの方向性を、大まかに見比べる
- 遷移先のページで、問い合わせまでの流れが動くか確かめる
「まず出してみる」段階と、「効くかどうかを判断する」段階を分けて予算を組むと、社内でも説明しやすくなります。
4.月の予算の決め方:目標から逆算する
結論
月の広告費は、目標の件数×1件あたりの費用で決めます。
インスタ広告の月の予算は、「とりあえず10万円」ではなく、目標から逆算して決めるのがいちばん確実です。ここでは、計算の手順と、Metaの仕組みから見た注意点を紹介します。

逆算の4つの手順
- 広告で増やしたい結果を1つ決める(問い合わせ、資料請求、来店の予約など)
- 1か月に欲しい件数を決める
- 1件あたりにかけてよい費用(獲得単価、CPA)を決める
- 「件数×1件あたりの費用」で、月の広告費を出す
早見表:目標と月の広告費(仮の例)
次の表は、計算の仕方を示すための仮の数字です。1件あたりの費用は業種や商品でまったく違うので、自社の数字に置きかえて使ってください。
| 目標(1か月) | 1件あたりの費用(仮) | 月の広告費の目安 |
|---|---|---|
| 資料請求 20件 | 5,000円 | 10万円 |
| 来店の予約 30件 | 3,000円 | 9万円 |
| 問い合わせ 10件 | 15,000円 | 15万円 |
1件あたりにかけてよい費用は、「1件の成約で得られる利益」と「何件に1件が成約するか」から考えます。たとえば、成約1件の利益が30万円で、10件の問い合わせから1件が成約するなら、問い合わせ1件に3万円までかけても赤字にはなりません。
学習期間を越えられる金額かも確かめる
Metaの配信には「学習期間(ラーニングフェーズ)」があります。新しい広告セットを作ったときや、大きく設定を変えたときに、どう配信すればよいかを探っている期間のことですね。
Metaのヘルプでは、最後の大きな変更から1週間のうちに、成果がおよそ50件集まると学習期間を抜けやすいと説明されています。結果が足りないと「学習が制限されています」と表示され、配信が安定しにくくなります。
ここから、次の2つのことが分かりますね。
- 1週間で50件に届かない金額だと、配信が安定しにくい。届かない場合は、目標をクリックなど手前の結果にするのも手
- 学習中に予算や設定を何度も変えると、学習がやり直しになる。変えるのは、数字がたまってからにする
たとえば1件あたりの費用が仮に3,000円なら、1週間で50件には15万円、1か月ではおよそ60万円以上が必要になります。この金額が難しい場合は、最初の目標を資料請求ではなくクリックに置き、数字がたまってから目標を切り替える進め方が現実的です。
インスタだけでなく、YouTubeやTikTokとも比べて決めたい方へ
動画広告をどの媒体に出すか、費用の単位をそろえて比べる方法と、2つ目の媒体を足す時期をまとめた無料資料「動画広告の媒体選びガイド」(全28ページ)を、資料のページで公開しています。
- 5つの物差しで、最初に出す媒体を決められます
- 単価の単位をそろえて、媒体ごとの費用を比べられます
5.支払い方法と、見落としやすい手数料
結論
iPhoneのアプリから宣伝すると、手数料が上乗せされます。
広告費の払い方と、思わぬ上乗せが起きる場面も確かめておきましょう。ここを知らないと、同じ広告なのに請求額が変わってしまいます。
支払い方法は2つ
Metaのヘルプでは、支払いの設定は主に次の2つと説明されています。
| 支払いの設定 | 仕組み | 主な支払い手段 |
|---|---|---|
| 自動支払い | 使った額が一定の金額(支払いのしきい値)に達したときと、毎月の請求日に支払う | クレジットカード・デビットカード、PayPalなど |
| 前払い(利用可能な資金) | 先に入金しておき、配信に応じて残高から差し引かれる | クレジットカード・デビットカード、地域の支払い方法など |
会社の経理の流れに合わせて選ぶと、あとで処理に困りません。なお、地域によっては、税などに対応する「ロケーション手数料」が請求書に加わる場合があるとも案内されています。
iPhoneのアプリから「宣伝」すると30%の手数料
Instagramのアプリで投稿を宣伝(ブースト)するとき、iPhoneやiPadのアプリから支払うと、Apple App Storeを通した支払いになり、Appleの手数料が上乗せされます。Metaのヘルプでは、ブラウザ版のinstagram.comや、Meta Business Suite、広告マネージャから出せばこの手数料がかからず、支払いの30%を節約できると案内されています。
社内でスマートフォンから手軽に宣伝しているなら、出し方を変えるだけで同じ予算で届く数が増えるかもしれません。担当者が複数いる会社は、どこから出すかをそろえておきましょう。
6.制作費の目安:画像と動画で大きく変わる
結論
画像なら数万円、動画なら十万円単位から考えます。
広告に使う素材を外に頼む場合、どのくらいかかるのかも見ておきましょう。インスタ広告は同じ素材を見せ続けると飽きられやすいので、作り直しの費用も含めて考えるのがコツです。

外注した場合の制作費の目安
広告運用の会社が公開している目安は、次のとおりです。
| 制作物 | 費用の目安 |
|---|---|
| バナー(画像の広告) | 3万〜10万円(5〜10パターン) |
| 動画の広告 | 10万〜50万円 |
| LP(遷移先のページ) | 30万〜60万円 |
出典はデジタルドロップの解説記事(2026年2月)です。社内で撮った写真を活かしたり、1回の撮影から複数のパターンを作ったりすると、費用をおさえられます。
画像から始め、反応を見てから動画を足す
最初から凝った動画を作るより、画像を数パターン用意して反応を見るほうが、少ない予算でも学びが多くなります。反応の良い訴求が分かってから、それを動画にすると、作り直しのむだも減りますよ。
リールやストーリーズの縦型の動画広告にも出せます。この記事では、費用の目安として押さえておけば十分です。
動画広告の種類や、YouTube・TikTok・Instagramの媒体ごとの違いは、動画広告とはでくわしく解説しています。
7.運用費:自社でやるか、代理店に任せるか
結論
月の広告費が少ないうちは、手数料の最低額に注意します。
インスタ広告の配信を代理店に任せる場合、広告費とは別に運用の手数料がかかります。自社でやる場合とあわせて、費用の違いを比べてみましょう。

代理店の手数料の決まり方
デジタルドロップの記事によると、広告代理店の運用手数料は、広告費の約20%が一般的です。ただし多くの代理店には「最低手数料5万円」といった下限があり、広告費が20万円なら本来4万円の手数料が5万円になると紹介されていますね。月20万円以下の少額の予算では、実際の手数料の割合が25%以上になることもあるそうです。
ほかにも、Facebook・Instagram広告の広告費は月10万〜30万円、初期費用は5万〜10万円が目安とされています。手数料を広告費に含めるか(内掛け)、広告費に上乗せするか(外掛け)でも、実際に配信に回るお金が変わるので、見積もりで必ず確かめましょう。
自社運用と代理店の比較
| 比べる点 | 自社で運用 | 代理店に任せる |
|---|---|---|
| 外に払う費用 | 広告費のみ | 広告費+手数料(約20%、最低額ありも) |
| 初期費用 | なし | 5万〜10万円が目安 |
| かかる手間 | 設定・確認・入れ替えを担当者が行う | 打ち合わせと確認が中心 |
| 向いている広告費 | 少額から試す段階 | 月の広告費がある程度まとまってから |
| 気をつける点 | 担当者が忙しいと、数字を見なくなる | 報告の数字が自社の目標とずれていないか |
広告費が月10万円前後のうちは、自社で小さく試し、数字の見方が分かってから任せる方法もあります。代理店の手数料と、運用を任せる範囲の見分け方は、次の記事でくわしく比べていますので、あわせてご覧ください。
- 広告だけでなく投稿まで任せたい場合は → インスタ運用代行の費用と選び方
- 個人と会社の料金を並べて比べたい場合は → SNS運用代行の相場
- 任せる範囲の決め方から整理したい場合は → SNS運用代行の選び方
動画を軸に集客したい場合は、インスタ広告とあわせてYouTubeの運用を任せる選択肢もあります。その費用の目安は → YouTube運用代行の費用と選び方 で整理しています。
8.実例:インスタ広告に予算をかけた3社
結論
3社とも、成果が見えてから予算を増やしていました。
ここでは、インスタ広告の予算や作り方を工夫した3つの例を紹介します。どれも公開されている記事の内容で、数字は記事の公開時点のものです。
実例1|CTW(ゲームプラットフォーム「G123」):成果を保ちながら予算を約1.5倍に
無料のゲームプラットフォーム「G123」を運営するCTWは、新しいユーザーや課金するユーザーをどう増やすかを大事なテーマにしていました。短い期間で広告の予算を増やすと、届く相手が頭打ちになるという悩みもあったそうなんです。
- 選んだ媒体:購買意欲の高いユーザーが多く、広告から行動につながりやすいとして、Instagramを主な媒体にした
- 使った仕組み:Metaの「Advantage+ セールスキャンペーン(ASC)」を使い、日予算を伸ばすと届く相手が自動で広がるようにした
- 公開されている成果:キャンペーンの7割以上をASCで運用し、前年の同じ月と比べて予算を約1.5倍に増やしながら、高い成果を保っている
- 出典:アドタイ(宣伝会議)のMetaの広告ツールを紹介する記事(2025年8月31日公開)
ZiiiRA
ポイント:「予算を増やしたいときに増やせる形」を先に作っていた点が参考になります。第4章の逆算で決めた予算も、成果が見えた段階で段階的に増やせるように設計しておくと安心です。
実例2|エン・ジャパン(総合転職サイト「エン転職」):運用の手間を減らし、検証を増やした
「エン転職」などを運営するエン・ジャパンでは、配信する場所や相手ごとにキャンペーンを細かく分けていたため、手作業での調整に多くの時間がかかっていました。
- 変えたこと:Advantage+ セールスキャンペーン(ASC)を使い、1つのキャンペーンで配信する場所と相手を自動で調整するようにした
- 公開されている成果:運用コストが軽くなり、そのぶん検証の数を増やせた。以前のキャンペーンと比べて、CPAを約26%改善した
- 時間の使い方:手作業が減り、クリエイティブの制作や戦略の判断に集中できるようになった
- 出典:アドタイ(宣伝会議)の同じ記事(2025年8月31日公開)
ZiiiRA
ポイント:運用の手間が減ったぶんを「検証の数」に回した点が学びになりますね。運用費を考えるとき、浮いた時間を何に使うかまで決めておくと、費用以上の効果につながりそうです。
実例3|フリュー(プリントシール機):縦型動画を速く作り、出稿額を約4倍に
プリントシール機で知られるフリューは、若い世代に向けた広告の運用も手がけています。広告の中心がInstagramのストーリーズ広告やTikTok広告に移るなかで、縦型動画を速く作れないことが悩みでした。
- 以前の課題:専門のツールで作ると、1本あたりデザイナーの工数が2時間はかかり、指示を出す時間も必要だった
- 変えたこと:外部の動画制作ツールを使い、テンプレートをもとに自分たちで縦型動画を作るようにした
- 制作の速さ:制作の工数は以前の半分以下になり、新しい動画も1時間あれば作れる。少し変えるだけなら10分ほどで直せる
- 公開されている成果:縦型動画広告の平均CPAを3分の2に下げ、出稿額も約4倍に伸ばした
- 出典:動画制作ツール提供会社の導入事例インタビュー(2023年6月19日公開)
ZiiiRA
ポイント:制作費をおさえるだけでなく、「速く作って試す回数を増やす」ことに使った点が参考になりますね。第6章で触れた作り直しの費用を、仕組みで小さくした例と言えます。
3社の比較
| 比べる点 | CTW | エン・ジャパン | フリュー |
|---|---|---|---|
| 広告の目的 | 新しいユーザー・課金するユーザーを増やす | 多くのキャンペーンを、少ない手間で回す | 支援先企業のZ世代向け広告の成果を上げる |
| 工夫したところ | 予算を増やしたときに届く相手が広がる設定 | キャンペーンをまとめ、手作業を減らす | 縦型動画を社内で速く作る |
| お金の使い方 | 成果を見ながら予算を拡大 | 浮いた運用の手間を検証に回す | 制作の手間を減らし、試す回数を増やす |
| 公開されている成果 | 予算を前年の同じ月の約1.5倍に | CPAを約26%改善 | 平均CPAを3分の2に、出稿額を約4倍に |
3社に共通しているのは、いきなり大きな予算を入れるのではなく、成果が見える仕組みを作ってから予算を増やしていることです。真似するなら、自社の悩みに近い会社のやり方から取り入れてみてください。
9.費用がむだになりやすい4つのパターン
結論
予算の額より、使い方の失敗で損をすることが多いです。
最後に、インスタ広告の費用がむだになりやすい場面をまとめます。どれも少しの準備で防げるものばかりです。

- 少額のまま判断しようとする:1日数百円で数日出しただけでは、良し悪しを判断できる数が集まりません。「慣れる期間」と「判断する期間」を分けましょう
- 学習中に何度も設定を変える:数字が気になって毎日いじると、学習がやり直しになります。変えるのは、数字がたまってからにしてください
- 同じ広告を出し続ける:見慣れた広告は押されにくくなります。差し替えの時期と、次の案を先に決めておくと安心です
- 遷移先のページが弱い:広告が押されても、ページで迷うと問い合わせにつながりません。広告を出す前に、ページの流れを一度自分で試してみましょう
広告の画面を毎朝のぞいて一喜一憂するのは、植えた種を毎日掘り返して芽を確かめるようなものです。数字を見る日を週に1回などと決めておくと、落ち着いて判断できますよ。
10.インスタ広告の費用のよくある質問
結論
迷いやすい点は、ここで先に確かめます。
インスタ広告は1日100円でも出せますか?
少額から出せますが、最低の金額は通貨や設定で変わるので、広告マネージャの画面で確かめてください。また、金額が小さいほど集まる数も少なくなるので、効果を判断するのは難しくなります。少額の期間は、出し方に慣れるための練習と考えるのがおすすめです。
インスタ広告を1日500円で出すと、どのくらい効果がありますか?
一律には言えません。たとえばクリック単価を仮に80円とすると、1日500円で押される数はおよそ6回です。この数で問い合わせが増えるかを判断するのは難しいので、まずは広告の見え方や、ページまでの流れを確かめる段階として使いましょう。
インスタ広告の1か月の料金は、いくらくらいですか?
決まった料金はなく、目標から逆算して決めます。「1か月に欲しい件数×1件あたりにかけてよい費用」で月の広告費を出し、そこに制作費と、代理店に任せる場合は手数料を足してください。代理店に任せる場合の広告費は、月10万〜30万円が目安と紹介されています。
インスタ広告の費用は、いつ、どうやって支払いますか?
自動支払いか前払いのどちらかで支払います。自動支払いは、使った額が一定の金額に達したときと毎月の請求日に、クレジットカードなどから引き落とされます。前払いは、先に入金した残高から配信に応じて差し引かれる仕組みですね。
インスタ広告は、代理店に任せたほうが安くなりますか?
広告費が小さいうちは、自社で運用するほうが総額をおさえやすいはずです。代理店の手数料は広告費の約20%が一般的ですが、最低額が決まっていることが多く、広告費が少ないと割合が大きくなります。広告費がまとまり、社内で数字を見る時間が足りなくなってきたら、任せることを考えてみてください。
まとめ:インスタ広告の費用は「判断できる金額」から決める
結論
目標から広告費を逆算し、制作費と運用費を足します。
インスタ広告の金額がばらばらに見えるのは、「出せる金額」と「判断できる金額」が混ざって語られているからでした。少額で出すことはできても、効果を確かめるには、結果がたまる金額と期間が必要です。
- 費用は「広告費+制作費+運用費」で考え、広告費だけで見積もらない
- 月の広告費は「欲しい件数×1件あたりにかけてよい費用」で逆算し、学習期間の約50件も目安にする
- iPhoneのアプリからの宣伝の手数料や、代理店の最低手数料など、上乗せされる費用を先に確かめる
次の1アクション
広告で増やしたい結果を1つ決め、1件の成約で得られる利益を書き出してみてください。そこから1件あたりにかけてよい費用が見え、月の予算を上司に説明できるようになります。
無料資料:動画広告の媒体選びガイド
動画広告をYouTube・TikTok・Instagramのどこに出すか決めたい企業の担当者に向けた、全28ページの資料です。
- 5つの物差しで、最初に出す媒体を決められます
- 単価の単位をそろえて、媒体ごとの費用を比べられます
- 2つ目の媒体を足す時期と、予算の配分を決められます
資料のページから、無料でダウンロードしていただけます。
広告の予算の決め方から、出す媒体の選び方まで一緒に整理したい方は、無料相談もご利用ください。無理な営業や、根拠のない約束はしません。お話を伺って難しいと判断した場合も、正直にお伝えします。
支援内容はサービス紹介にまとめています。
運営会社:ZiiiRA
企業・経営者・専門家のビジネスYouTubeを、戦略設計から企画・制作、運用・改善まで支援しています。支援チャンネル数80以上、累計制作本数3,000本以上(ロング・ショート合計。公式サイト掲載の実績)。※成果は、案件・期間・市場環境によって異なります。
出典
- Metaビジネスヘルプセンター「How Meta charges for ads」 https://www.facebook.com/business/help/716180208457684
- Metaビジネスヘルプセンター「About daily budgets」 https://www.facebook.com/business/help/190490051321426
- Metaビジネスヘルプセンター「About the learning phase」 https://www.facebook.com/business/help/112167992830700
- Metaビジネスヘルプセンター「Avoid the Apple service fee by boosting on instagram.com」 https://www.facebook.com/business/help/898715828241123
- センタード「Instagram(インスタ)広告の費用はいくら?料金相場と課金方式を徹底解説」(2026年1月19日更新) https://www.centered.co.jp/blog/instagram-ad-cost/
- デジタルドロップ「広告運用代行の相場2026最新|手数料20%は高い?媒体別費用を解説」(2026年2月19日) https://digitaldrop.co.jp/blog/advertising-management-agency-market-rates/
- アドタイ(宣伝会議)「資生堂、エン・ジャパンも実践 MetaのAIを活用した広告ツールがビジネス成果を加速させる理由」(2025年8月31日公開) https://www.advertimes.com/20250831/article509998/
- LetroStudio「【CPAが3分の2、出稿額が4倍に】Z世代向け縦型動画広告で高い成果を実現した広告運用体制とは」(2023年6月19日公開) https://service.aainc.co.jp/product/letrostudio/article/case-interview-furyu
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