
SNSを始めたものの、投稿が続かなかったり、見られても問い合わせにつながらなかったりしますよね。でも、そこで「とりあえず代行に全部任せよう」と決めてしまうと、思っていた支援と違う形になりやすいんです。
担当者の手が空かない日に限って、撮影も編集も締め切りも重なってしまう……そんな場面に心当たりはないでしょうか。
この記事では、SNS運用代行に任せられる範囲と月額の決まり方を整理していきます。そのうえで、TikTokとInstagramの違い、公開されている実例、失敗しない会社の見分け方まで紹介しますね。
先に答え
任せる範囲を決めてから比べます。
SNS運用代行を選ぶコツは、会社名や月額の安さだけで比べないことです。先に「何のために発信するか」と「どこまで任せるか」を決めてから、企画、制作、投稿、反応への対応、数字の確認がどこまで含まれるかを見比べると、自社に合う頼み方が見えてきます。
この記事のポイント
- SNS運用代行に任せられる仕事の範囲
- 月額が何で変わるかという見方
- TikTokとInstagramで頼み方がどう変わるか
- 公開実例から読み取れる、成果につながる頼み方
- 見積もりを比べるときに確かめたいこと
こんな人向け
SNSの担当を兼務していて手が回らない方や、代行を頼みたいけれど頼み方が分からない経営者・マーケティング責任者の方に向けて書いています。
動画の運用をまとめて任せる形を知りたい方は、→ YouTube運用代行の費用と選び方 もあわせて読んでみてください。
目次
1.SNS運用代行とは? 投稿を作るだけの支援ではありません
結論
代行は、続ける仕事を任せることです。
SNS運用代行とは、投稿の企画から制作、投稿、反応への対応、数字の確認まで、SNSを続けるために必要な仕事の一部または全部を外部の会社に任せることです。
「運用代行」と聞くと、投稿文と画像を作って出してくれるサービスを思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろんそれも一部ですが、実際には会社によって任せられる範囲がかなり違いますよね。

任せられる仕事は大きく5つに分けられます
仕事を分けて見ると、比べやすくなります。たとえば、どんな投稿にするかを考える企画、写真や動画を作る制作、決めた日時に出す投稿、コメントやメッセージへの対応、数字を見て次を直す確認まで含まれるんです。
この5つのうち、どこからどこまでが月額に入っているかで、支援の中身は大きく変わってきます。逆に言えば、見積書を見る前にこの分け方を知っておくと、話が早くなるんです。
「全部おまかせ」が合う会社と、合わない会社があります
社内にSNSを考える時間がほとんどない場合は、企画から数字の確認まで任せる形が合いやすいでしょう。一方で、自社の商品やお客様の声をよく知る社員がいるなら、企画は社内で考えて、撮影と編集だけを任せる形も選べます。
全部を任せるほど楽になるとは限らない点には注意してください。会社の考え方や現場の様子は、社内の人しか知らない材料だからです。
2.任せる範囲で月額はどう変わりますか?
結論
月額は、任せる仕事の量で変わります。
月額は、投稿の本数だけでなく、企画を考えるか、撮影をするか、コメントに対応するか、数字を見て提案するかで変わります。
同じ「月8本の投稿」でも、手持ちの写真に文章を付ける場合と、企画から撮影、編集まで行う場合では、かかる手間がまったく違いますよね。だからこそ、合計金額だけで比べると判断を間違えやすいんです。

月額の見え方の目安
次の表は、一般的な目安として整理したものです。会社や地域、頼む媒体によって金額は変わりますので、判断の物差しとして使ってください。
| 任せる範囲 | 月額の目安 | 向いている状態 |
|---|---|---|
| 投稿の制作と投稿が中心 | 5万〜15万円ほど | 企画は社内で決められるけれど、作る時間がない |
| 企画・制作・投稿・簡単な数字の確認 | 15万〜30万円ほど | 何を投稿するかから一緒に考えたい |
| 撮影・動画制作・反応への対応まで含む | 30万〜50万円ほど | リールやTikTokなどの動画を中心にしたい |
| 複数の媒体・広告・細かい改善まで含む | 50万円以上 | SNSを集客の柱として育てたい |
金額を動かしやすいのは動画と撮影です
文字と写真の投稿より、短い動画を作るほうが、企画、撮影、編集、字幕入れといった仕事が増えていきます。撮影のために人が出向く場合や、出演者を手配する場合も、金額は上がりやすいでしょう。
したがって、見積もりでは「動画が何本入っているか」だけでなく、その動画を誰が考え、誰が撮るのかまで確かめたいところです。そこがあいまいなまま契約すると、あとから追加の費用が出やすくなりますよ。
初期費用と広告費は分けて見ましょう
始める前に、アカウントの見直しや投稿の方向性を決める初期費用がかかる会社もあります。また、広告を出す場合は、広告に使うお金そのものと、広告の運用を任せる手数料が別になることが多いですよね。
広告に使うお金がいくらくらいになるのか、課金の仕組みと相場の目安はインスタ広告の費用にまとめています。
月額だけを並べると安く見えても、初期費用と広告費を足すと順番が入れ替わることがあります。契約する期間で合計いくらになるかまで出してもらうと、比べやすくなります。
価格帯ごとの相場や、フリーランスと代行会社の料金の違いは、SNS運用代行の相場で比較表つきで整理しています。
SNSを任せる前に、範囲と月額の考え方を整理したい方へ
任せる範囲が見えてきたら、次は自社で担うことと外部に頼むことを分けておくと、相談が進めやすくなりますよ。任せる範囲の決め方や、相談前に用意したいことをまとめた無料資料「SNS運用代行ガイド」を公開しています。
- 任せる仕事を5つに分けて、自社に必要な範囲を選べる表がついています
- 月額の見積もりを見るときに、含まれている仕事を確かめる一覧も使えます
3.TikTokとInstagramでは、頼み方がどう変わりますか?
結論
媒体ごとに、頼み方は変わります。
TikTokは短い動画で新しい人に見つけてもらう力が強く、Instagramは写真と動画の両方で会社の世界観を伝え、相談につなげる形を作りやすい媒体です。
どちらが優れているかではなく、届けたい人と目的で主役を決めることが大切ですよね。両方を同じ投稿で済ませようとすると、どちらの良さも弱くなりかねません。
TikTokは「現場の動き」と「人の雰囲気」が伝わりやすい媒体です
TikTokでは、短い動画で仕事の様子や人の話し方、現場の空気が伝わりやすいでしょう。採用で若い人に会社の雰囲気を知ってほしい場合や、商品を使う場面を見せたい場合に向いています。
代行に頼むときは、企画と編集だけでなく、誰が出るか、撮影を月に何回まとめて行うかも決めておきたいですね。現場の社員が出る動画は会社の財産になりますが、出演する人の負担が増えすぎると続きません。
TikTokの運用だけを深く知りたい方は、TikTok運用のカテゴリ の記事も順次追加していきます。
Instagramは「見た目の統一」と「相談までの案内」が大切です
Instagramでは、写真の投稿、短い動画のリール、その日だけ見られるストーリーズなど、伝え方がいくつもあります。会社の雰囲気をそろえて伝えたり、施工例や商品の例を並べて見せたりしやすい媒体ですよ。
代行に頼むときは、投稿の見た目をそろえる決まりや、プロフィールから相談へ進む案内まで含まれるかを確かめましょう。投稿だけがきれいでも、見た人が次に何をすればいいか分からなければ、問い合わせにはつながりにくいからです。
プロフィールから来店や問い合わせへ進んでもらう流れの作り方は、Instagramを例にインスタ集客のやり方でくわしく紹介しています。
Instagramの運用だけを深く知りたい方は、Instagram運用のカテゴリ で今後の記事も確認してみてください。
最初は主役の媒体を1つに決める方法もあります
人手も予算も限られる場合は、まず主役の媒体を1つに決めて、もう一方は様子を見る形でも構いません。たとえば、採用が目的ならTikTokを主役にして、Instagramでは会社の日常を軽く伝える形です。
媒体を増やすこと自体を目標にすると、投稿の準備が増えて手が止まりやすくなります。まずは1つの媒体で、続く形を作るほうが現実的ではないでしょうか。
4.実例に見る、成果につながった頼み方
結論
成果は、次の行動まで考えた運用で出ます。
成果が出た例では、投稿の見栄えだけでなく、届けたい人を分けることや、現場らしさを出すこと、見た人の次の行動まで考えて運用しています。
ここでは、公開ページで確認できる2つの実例を紹介しますね。どちらも、代行に任せたから自動的に成果が出たという話ではありません。

実例1|株式会社atelier SUBACO:Instagramでフォロワーが増え、契約につながりました
注文住宅の設計と施工を手がける株式会社atelier SUBACOでは、人手不足で投稿が後回しになり、内容や頻度に統一感がないことが課題だったそうです。そこでInstagramの投稿を外部に任せ、届けたい人を「まだ会社を知らない人」と「すでに興味を持っている人」に分けて、投稿と広告を組み合わせたそうです。
その結果、フォロワーは3,377人から5,339人へ増え、Instagram経由の契約も8件得られたと公開されていますよね。毎月の打ち合わせで投稿の反応を振り返り、次の内容に活かした点も大切だと思いますよね。
ZiiiRA
ポイントは、投稿を作る作業だけでなく、誰に何を伝えるかを分けて考えたことです。
実例2|BONDSセキュリティ:TikTokで求人の応募が届く形になりました
イベント警備などを手がけるBONDSセキュリティでは、若い人の採用に向けてTikTokを主役に選んだそうですよね。最初の月は若い人に届く動画を試し、次の月からは現場の緊張感や隊員の生の声を出す形に変え、動画の最後に求人の案内を自然に入れたそうです。
公開ページによると、運用を始めて3か月目には、TikTokのメッセージ経由で9件の求人応募が届いたそうです。投稿本数は1か月目が8本、2か月目が5本、3か月目が11本で、総再生時間も3か月目に大きく伸びたとされていますよね。

ZiiiRA
ポイントは、流行に合わせるだけでなく、自社らしさが伝わる見せ方へ途中で直したことです。
2つの例に共通するのは「任せ方を決めている」ことです
atelier SUBACOの例では届けたい人を分け、BONDSセキュリティの例では主役の媒体と伝えたい雰囲気を決めています。どちらも、投稿の本数だけを競う形にはなっていませんよね。
代行会社に頼むときも、この2つを自社の言葉で伝えられると、提案を受ける側の精度が上がります。自社の目的がまだぼんやりしている場合は、その整理から相談できる会社を選ぶとよいでしょう。
5.失敗しない代行会社の見分け方
結論
失敗しにくい会社は、先に言葉にします。
失敗しにくい会社は、契約の前に目的と任せる範囲を言葉にし、見積もりの中身と、数字を見たあとに何を直すかまで説明してくれます。
「フォロワーを増やします」という言葉だけでは、判断がつきませんよね。増えたフォロワーが自社のお客様になるのか、問い合わせにつながるのかは、別の話だからです。

相談のときに確かめたい5つのこと
確かめたいことは5つあります。まず、どんな人に何をしてほしいのかという目的を一緒に決めてくれるか、次に、任せる仕事と自社でやる仕事の境目が見積書に書かれているかです。
さらに、撮影や出演を誰が担うのか、コメントやメッセージへの対応が含まれるのか、毎月どんな数字を見て次に何を直すのかも聞いておきましょう。この5つに具体的に答えられる会社は、運用が始まってからの食い違いが起きにくいですよ。
見積もりは同じ条件で比べましょう
A社には写真の投稿だけ、B社には動画の撮影まで頼んで見積もりを比べると、金額の差が会社の差なのか仕事の差なのか分からなくなります。媒体、投稿の形、本数、撮影の有無、反応への対応、数字の確認の仕方をそろえてから頼んでみてください。
そのうえで金額が違うなら、担当する人の数や、改善の提案の深さに差があるはずです。差の理由を言葉で説明してもらえると、社内でも判断しやすくなりますよね。
「実績の数字」より「自社への当てはめ方」を見ましょう
他の会社でうまくいった例は参考になりますが、そのまま自社でも同じ結果になるとは限りません。だからこそ、自社の商品やお客様にどう当てはめるかを、相談の場で具体的に話してくれるかが大切です。
ZiiiRAがSNS運用の相談を受けるときも、まずは目的と、社内で担えることを一緒に分けることから始めます。動画が得意な会社かどうかだけでなく、その分け方を一緒に考えてくれるかを見てみてください。
YouTubeの運用代行で、月額の考え方や会社の見分け方を詳しく知りたい方は、→ YouTube運用代行の費用と選び方 も参考にしてみてください。
6.頼む前に社内で決めておきたいこと
結論
相談前に、5つを決めておきます。
相談の前に、目的、届けたい人、主役の媒体、出演できる人、月に使える予算の5つを大まかに決めておくと、提案が比べやすくなります。
完璧に決める必要はありません。むしろ、決まっていないことを「まだ決まっていません」と伝えるほうが、代行会社も提案しやすくなりますよ。
目的は1つに寄せると話が進みます
問い合わせを増やしたいのか、採用で応募してほしいのか、会社を知ってほしいのかで、作る投稿は変わってきます。全部を一度に狙うと、会議室のホワイトボードが付箋だらけになるように、どれも中途半端になりかねません。
まずは今の会社にとって一番大事な目的を1つ選びましょう。その目的に合う媒体と投稿の形は、あとから自然に決まっていきます。
出演と確認の担当は先に決めましょう
動画に出る人、投稿を確認する人、コメントが来たときに返す人を決めておくと、運用が止まりにくくなります。特に確認する人が複数いて意見がばらばらだと、投稿の直しが増えてしまいますよね。
確認は1人にまとめ、現場の意見は撮影の前に集める形にしておくと、無理がありません。自社で担うことが見えれば、外部に頼む範囲も決めやすくなります。
7.SNS運用代行でよくある質問
結論
疑問には、結論から答えます。
SNS運用代行は月額いくらから頼めますか?
投稿の制作と投稿が中心なら、月額5万〜15万円ほどから見つかることがあります。企画や撮影、数字を見た改善まで頼む場合は、15万〜50万円ほどになることが多いでしょう。
金額は媒体や動画の本数で大きく変わりますので、範囲をそろえて比べることが大切です。
TikTokとInstagramはどちらから始めるべきですか?
届けたい人と目的で決めるのがおすすめです。若い人への採用や、現場の雰囲気を動画で伝えたい場合はTikTokが向いています。
会社の世界観や事例を並べて見せて、相談につなげたい場合はInstagramが合いやすいでしょう。
投稿の企画は社内で考える必要がありますか?
全部を社内で考える必要はありません。ただし、自社の商品の強みやお客様の声は、社内の人しか知らない材料です。
その材料を渡せば、代行会社も企画を作りやすくなります。
フォロワーが増えれば問い合わせも増えますか?
必ずしも増えるとは限りません。大切なのは、届けたい人に見てもらうことと、見た人が次に相談できる案内を用意することです。
フォロワーの数だけでなく、プロフィールを見た数や問い合わせの数も一緒に確認しましょう。
どれくらいで成果が見えてきますか?
一律の答えはありません。投稿を続けて反応が見えるまでには、数か月かかることが多いと考えておくとよいでしょう。
早い段階では、再生された数や保存された数、プロフィールを見た数といった途中の数字を見ながら、投稿の方向を直していくことが大切です。
まとめ:任せる範囲を決めると、代行は比べやすくなります
結論
目的と範囲を決めてから比べます。
SNS運用代行は、目的と任せる範囲を先に決めてから、見積もりの中身と改善の仕方を見比べると、自社に合う頼み方が選べます。
冒頭で、全部を任せれば安心とは限らないとお伝えしました。会社の材料は社内にあり、投稿を続ける仕組みは外部の力を借りられるという分け方が見えると、相談の場面でも迷いにくくなるはずですよ。
- 任せる仕事は、企画・制作・投稿・反応への対応・数字の確認の5つに分けて考える
- 月額は、投稿本数だけでなく、撮影や動画、改善の提案が含まれるかで変わる
- TikTokとInstagramは、届けたい人と目的で主役を決める
次の1アクション
自社でやることと外部に頼みたいことを、5つの仕事に分けて1行ずつ書き出してみてください。
その紙を持って相談すれば、見積もりの差がどこから来ているかも見えやすくなります。
📄 無料資料:SNS運用代行ガイド
任せる前に、何を決めて何を確かめておけばいいかを、順番に整理できる資料です。
- 任せる仕事を分けて、自社に合う範囲を選ぶための表がついています
- 相談の前に用意したいことを、順番に確かめられる一覧も使えます
- 見積もりを見るときに、含まれている仕事を並べて比べる表も入っています
資料のページから、無料でダウンロードしていただけます。
自社のSNSで何から始めるか、一緒に整理したい方は、無料相談もご利用ください。ZiiiRAは企業・経営者・専門家のビジネスYouTubeを、戦略設計から制作・運用まで支援しています(累計制作3,000本+ほか。※成果は案件・期間・市場環境によって異なります)。
支援内容はサービス紹介にまとめています。無理な営業や、根拠のない約束はしません。お話を伺い、難しいと判断した場合も正直にお伝えします。
運営会社:ZiiiRA
企業・経営者・専門家のビジネスYouTubeを、戦略設計から企画・制作、運用・改善まで支援しています。支援チャンネル数80以上、累計制作本数3,000本以上(ロング・ショート合計。公式サイト掲載の実績)。※成果は、案件・期間・市場環境によって異なります。
出典
- ソフトコミュニケーションズ株式会社「ターゲットに合わせた戦略設計 Instagram運用支援|株式会社atelier SUBACO」 https://www.sofcom.co.jp/success-stories/sns/512/
- 株式会社フルスピード「TikTok経由での求人応募が運用開始3ヶ月目わずかで9件獲得!BONDSセキュリティの事例」 https://growthseed.jp/case/interview-bondssecurity/
関連記事
※2026年10月時点の情報です。
