NEWS / 2026.10.26

YouTube台本の作り方|構成テンプレと書き方、1分の文字数とAIの使い方【企業向けテンプレ付】

更新日:2026年10月26日|ZiiiRA編集部

自然に話せるYouTube台本。構成と書き方のテンプレ。明るいアイボリーの机の上に、白紙のノートと万年筆、小さなマイクがある

会社のYouTubeを任されて、まず台本を書こうとしたものの、白い画面の前で手が止まってしまったことはないでしょうか。せっかく書いても、出演する社員が読むと急に硬くなって、「これなら台本なしのほうがよかったかも」と感じた方もいるはずです。

でも実は、台本で大事なのは、上手な文章を書くことではないんです。

先に答え

YouTube台本は、全部のセリフを書くより「流れ」と「言うべきこと」を先に決めると、話しやすくなります。

YouTube台本とは、撮影の前に、動画の流れと話す内容を決めておく設計図のことです。企業の動画では、プロではない社員が話すことが多いので、一字一句の原稿より、流れと要点が決まっている台本のほうが、自然に話せる場合が多いんですよ。この記事では、台本の3つの書き方、基本の構成とテンプレート、1分あたりの文字数の目安、AIの使い方、実際の企業のやり方まで、順番にお話ししますね。

この記事のポイント

  • YouTube台本と構成案の違いと、台本が必要な場面
  • 全文・要点・質問リストの3つの書き方と、選び方
  • 冒頭30秒から始まる基本の構成と、そのまま使えるテンプレート
  • 1分あたりの文字数の目安と、10分の動画なら何文字か
  • AIで台本を作る手順と注意点、実例3社

こんな人向け

これから会社のYouTubeを始める担当者や、社員に出演してもらう動画の台本を任された方に向けて書いています。「台本が書けない」「社員が棒読みになる」と悩んでいる方に役立つ内容です。

YouTubeを会社でどう使うか全体から知りたい方は、→ YouTubeマーケティングとは を先に読んでみてください。

1.YouTube台本とは:撮影前に流れと言うことを決める設計図

結論

台本は、撮影と編集の迷いを減らすための設計図です。

YouTube台本とは、動画の流れ、話す内容、画面に出すもの(テロップや資料、映像)を、撮影の前に書き出したものです。テレビの台本のように、すべてのセリフを書く必要はありません。

明るい会議室で、男女2人の社員が机に並べた付箋を見ながら、動画の流れを話し合っている様子

台本・構成案・企画書の違い

似た言葉が3つあるので、先に整理しておきますね。

呼び方 何を決めるか 決めるタイミング
企画書 誰に、何を伝えて、見たあとに何をしてほしいか 最初。社内で「この動画を作る」と決めるとき
構成案 冒頭・本編・まとめで、どの順番に何を話すか 企画が決まったあと
台本 実際に話す言葉、画面に出すもの、話す人 撮影の前

会社によっては、構成案と台本を1枚にまとめて「台本」と呼んでいることもあります。呼び方より、「流れ」と「言うこと」が撮影前に決まっているかどうかが大切なんです。

台本はなくてもいい?

台本がなくても、動画は撮れます。ただ、台本なしで話し始めると、10分の予定が気づけば30分になり、編集の担当者が頭を抱えることになりがちです。

企業の動画では、言ってはいけないこと(未発表の情報や、根拠のない効果の表現など)を避ける必要もありますよね。社内で確認しやすくするためにも、少なくとも流れと要点は書いておきましょう。

2.台本は3つの書き方から選ぶ

結論

話す人と動画の種類に合わせて、書き込む量を変えます。

台本の書き方は、大きく3つに分かれます。どれが正しいということはなく、話す人が話しやすい形を選ぶのがいちばんです。

書き方 中身 向いている動画 向いている話し手
全文の台本 話す言葉を、ほぼすべて書く 商品や手続きの説明、正確さが大事な案内 原稿を読むのに慣れた人、ナレーション
要点の台本 流れと、各パートで必ず言うことだけを書く 解説、ノウハウ紹介、会社紹介 自分の言葉で話せる社員
質問リスト 聞き手が聞く質問の順番だけを書く 社員インタビュー、対談、職場紹介 話すのに慣れていない社員
オフィスの一角で、三脚のカメラの前に座った男性社員が、聞き手に向かって自然に話している様子

実は、慣れていない人ほど、全文の台本だと硬くなりやすいんです。書かれた文章を思い出しながら話すので、目線が泳いだり、言い間違えて撮り直したりが増えてしまいます。

社員に出演してもらう動画なら、まずは「要点の台本」か「質問リスト」から試してみてください。全文の台本は、言い方を1つに決めておきたい説明の部分だけに使う、という組み合わせもできます。説明動画の構成の組み方は、→ 説明動画の作り方 でも整理しています。

3.台本を書く前に決める4つのこと

結論

書き始める前に、4つの質問に答えておきます。

台本が書けないときは、文章の力ではなく、決めることが決まっていないことがほとんどです。次の4つを、1行ずつでいいので先に書いてみてください。

  1. 誰に見てほしいか:「動画の外注を考えている、従業員50人ほどの会社の総務担当」のように、1人の人を思い浮かべられるくらい具体的にする
  2. 見たあとに何をしてほしいか:資料を読んでほしいのか、相談してほしいのか、応募してほしいのかを1つに決める
  3. この1本で伝えることは何か:伝えたいことは、1本につき1つに絞る。2つ目は次の動画に回す
  4. 長さはどれくらいか:伝えることの量から、5分なのか10分なのかを決める

2番の「見たあとに何をしてほしいか」は、抜けやすいところです。ここが決まっていないと、まとめのパートで何を言えばいいか分からなくなります。

企業のYouTubeは、1本で完結させるより、何本かの動画で問い合わせまでの道筋を作るほうが成果につながりやすいんです。動画を見たあとの案内の作り方は、→ YouTube集客のやり方 で解説しています。

4.基本の構成:冒頭30秒→本編→まとめと次の行動

結論

冒頭30秒で、この動画で何が分かるかを伝えます。

数分以上の解説動画なら、台本は「冒頭」「本編」「まとめ」の3つに分けると組み立てやすくなります。

冒頭(最初の30秒)

YouTubeの公式ヘルプでは、最初の30秒が過ぎたあとも見続けた人の割合を、「イントロ」の数字として確認できると案内しています。サムネイルやタイトルで約束した内容と、最初の30秒の内容をそろえることも勧められているんですよ。30秒は数字を確かめるときの区切りなので、短い動画なら冒頭もそのぶん短くしてかまいません。

冒頭では、次の3つを短く伝えます。

  • この動画で何が分かるか(タイトルで約束したこと)
  • 誰に向けた動画か
  • 最後まで見ると、何ができるようになるか

あいさつや会社の紹介を長くすると、ここで見るのをやめられやすくなります。会社名は、本編に入ってから自然に出せば十分ですよ。

本編

本編は、結論を先に言ってから、理由や具体例を足していく順番が話しやすいです。話すことが3つあるなら、「ポイントは3つあります」と先に数を伝えておくと、見る人もついてきやすくなります。

まとめと次の行動

最後に、話したことを短くおさらいして、見たあとにしてほしいことを1つだけ伝えます。「概要欄の資料もご覧ください」「詳しい話は無料相談で」のように、行き先を1つに絞るのがコツなんです。

5.そのまま使える台本テンプレート

結論

時間・パート・言うこと・画面の4列で書くと、迷いにくくなります。

10分ほどの解説動画を想定した、要点の台本のテンプレートです。表計算ソフトに、この4列をそのまま作ってみてください。

時間の目安 パート 言うこと(要点) 画面に出すもの
0:00〜0:30 冒頭 この動画で分かること、誰に向けた動画か タイトルと同じ言葉のテロップ
0:30〜1:00 結論 この動画のいちばん大事な答えを1文で 結論のテロップ
1:00〜1:30 悩みの確認 結論が役立つ、よくある悩みや場面を1つ よくある場面の映像
1:30〜7:30 本編 ポイントを2〜3個。それぞれ理由と具体例を1つずつ 図、資料、実際の画面や現場の映像
7:30〜9:00 注意点 よくある失敗、気をつけること 失敗の例
9:00〜10:00 まとめと次の行動 おさらいと、見たあとにしてほしいこと1つ 資料や相談の案内

時間の目安は、あくまで最初の下書き用です。撮ってみると、本編が予定より長くなることがよくあります。そのときは、重なっている説明や具体例の数から減らし、商品の条件など必ず伝える注意点は残して調整しましょう。

たとえば「初めて見積もりを依頼する方へ、依頼の前にそろえたい情報」を伝える動画なら、要点は次のように書き込みます(架空の例です)。

パート 言うこと(要点)の記入例
冒頭 初めて見積もりを依頼する方へ。依頼の前にそろえたい情報を3つ紹介します
結論 図面・数量・希望の納期、この3つがそろっていると、見積もりが早く正確になります
本編 3つの情報それぞれについて、なぜ必要かと、書き方の例を1つずつ
まとめと次の行動 3つをおさらいし、概要欄の依頼用チェックリストを案内する

質問リストの場合は、「言うこと」の列を「聞く質問」に変えるだけで使えます。会社紹介の動画に入れる中身は、→ 会社紹介動画の作り方 にもまとめています。

6.1分の文字数の目安:10分なら何文字?

結論

台本は1分あたり350〜400字を目安にしましょう。

NHK放送技術研究所の研究を紹介した一橋大学のケース資料では、20〜30代が聞きやすいと感じる話す速さは1分あたり約480字、70代では360〜420字とされています。落ち着いて聞かせるラジオ番組では、1分あたり390〜420字だったという測定も紹介されているんです。

ただ、企業の動画で話すのは、話すことに慣れた人ばかりではありません。間を取ったり、画面の図を見せたりする時間も必要です。そこでこの記事では、1分あたり350〜400字を、台本を書くときの目安としてお勧めします。

動画の長さ 台本の文字数の目安(この記事の目安)
1分 350〜400字
3分 1,050〜1,200字
5分 1,750〜2,000字
10分 3,500〜4,000字
会議室で、女性が印刷した原稿を手に持ち、声に出して読んで確かめている様子

いちばん確かなのは、書いた台本を、出演する本人に声に出して読んでもらい、時間を測ることです。スマートフォンのストップウォッチで十分ですよ。読む速さは人によってかなり違うので、表の文字数より、本人が読んだ時間を信じてください。

台本の前に「何を伝える動画か」を決めたい方へ

企業のYouTubeが問い合わせにつながるまでの流れと、最初の数本の決め方をまとめた無料資料「企業YouTubeが伸びる仕組み」(全48ページ)を、資料のページで公開しています。

  • 動画がどこで止まっているかを、自分で見つけられます
  • 最初の数本に役割を持たせ、相談までつなげる考え方が分かります

7.社員が自然に話せる台本の書き方

結論

書き言葉ではなく、話し言葉で短く書きます。

社員が台本を読むと硬くなってしまうのは、多くの場合、台本が「読むための文章」で書かれているからなんです。次の5つを意識すると、話しやすい台本になります。

  1. 1文を短くする:1文に言いたいことは1つ。読点が3つ以上ある文は、2つに分ける
  2. 話し言葉で書く:「〜することが可能です」より「〜できます」。資料の言い回しをそのまま使わない
  3. 本人の言葉を入れる:事前に本人と話して、口ぐせや言いやすい言い方を台本に取り入れる
  4. 言いにくい言葉を避ける:長い専門用語や、かみやすい言葉は、言い換えるか画面のテロップに任せる
  5. 覚えるところを決める:全部を覚えてもらうのではなく、「冒頭」と「結論」だけは言えるようにしておいてもらう

台本を作ったら、撮影の前に一度、本人に声に出して読んでもらいましょう。読みにくいところは、その場で本人の言いやすい言い方に直してしまってかまいません。台本はあくまで道具なので、本人の言葉のほうが自然に伝わるんです。

採用動画のように、社員の素顔を見せたい動画では、台本をあえて薄くするやり方もあります。採用動画の見せ方は、→ 採用動画の効果と作り方 で解説しています。

8.AIで台本を作る手順と注意点

結論

AIは下書き作りに使い、事実の確認は人が行います。

最近は、ChatGPTなどの生成AIで台本の下書きを作る方も増えています。白い画面から書き始めるより、たたき台があるほうがずっと進めやすいですよね。

オフィスの机で、男性がノートパソコンに向かい、考えながら下書きを確かめている様子

AIで台本を作る4つの手順

  1. 企画の4つの答えを渡す:第3章の「誰に・何をしてほしいか・伝えること・長さ」を、そのままAIに伝える
  2. 構成から作ってもらう:いきなり全文を頼まず、まず冒頭・本編・まとめの流れを出してもらう
  3. 流れを直してから文章にする:流れに納得できたら、「話し言葉で、1文を短く」と条件を付けて、パートごとに文章にしてもらう
  4. 人が直して、声に出して読む:自社の言葉づかいに直し、出演する本人に読んでもらって仕上げる

AIに頼むときは、「1分あたり350〜400字で、10分の動画の台本」のように、長さを文字数で伝えると、ちょうどいい分量になりやすいですよ。

AIを使うときの注意点

  • 事実と数字は必ず確かめる:AIはもっともらしい間違いを書くことがある。数字・社名・制度の説明は、元の資料で確認する
  • 社外秘の情報を入れない:未発表の商品や、お客様の情報は入力しない。会社のAIの利用ルールがあれば、それに従う
  • 言い回しを自社の言葉にする:AIの文章は、どの会社が言っても同じに聞こえやすい。自社ならではの経験や具体例を足す

AIを入れても、企画を決めることと、最後に責任を持って確認することは、人の仕事として残ります。ここを任せきりにしないことが、いちばんの注意点なんです。

9.公開前の確認と、公開後の直し方

結論

公開前は社内確認、公開後は数字で台本を直します。

公開前に確認すること

企業の動画では、撮影の前に台本を社内で確認しておくと、撮り直しを減らせます。撮影のあとで「この言い方はまずい」と分かると、もう一度出演者の予定を押さえるところからやり直しになってしまうからです。

  • 数字や制度の説明が、正しい資料にもとづいているか
  • 根拠のない「必ず」「一番」などの言い方をしていないか
  • お客様や取引先の名前を出す場合、了承を取っているか
  • 見たあとの案内(資料・相談・応募のページ)のURLが決まっているか
机に並べた資料を、女性と若い男性の2人が一緒に見ながら確認している様子

公開後は「どこで見るのをやめたか」を見る

公開したあとは、YouTubeアナリティクスの視聴者維持率で、見る人が減っている場所を確かめます。グラフが下がるのは、見るのをやめたときだけでなく、その部分を飛ばされたときもあります。冒頭30秒で大きく減っているなら、冒頭の台本と、タイトル・サムネイルで約束した内容がずれていないかを見直す合図です。

本編の途中で急に減っているところがあれば、その前後で話が長くなっていないか、話がそれていないかを確かめてみてください。気づいたことは、次の動画の台本に生かしましょう。アナリティクスの見方と直す順番は、→ YouTube分析のやり方 でくわしく解説しています。

10.実例:台本の作り方を公開している3社

結論

3社とも、話す人と目的に合わせて台本の作り方を変えていました。

ここでは、台本の作り方を公開している3社の例を紹介します。どれも公開されている記事やプレスリリースの内容で、数字はそれぞれの公開時点または確認した日のものです。

実例1|ディップ:構成と台本を社内で考え、撮影と編集は制作会社と組む

求人サイト「バイトル」などを運営するディップは、2022年7月に、さまざまな仕事を紹介するYouTubeチャンネルを始めました。運営しているのは、2022年5月にできたソーシャルメディア課の5人なんです。

  • 台本の作り方:「YouTubeに投稿する動画の構成や台本はもちろん、SNSで配信するコンテンツまで自分たちで考えています」と語られている。ほぼ毎日、企画会議を開いている
  • 企画の材料:会議の前に、掲示板サイトで仕事への悪いイメージを調べたり、SNSのはやりを見たりしている
  • 確認の仕方:週に1回、統括部長と課の全員で、新しい動画の構成を相談している。YouTubeでの検索のされ方や、見る人に与えるイメージも話し合う
  • 体制:撮影と編集は、制作会社と協力して進めている
  • 数字:2024年の記事では「2年間で登録者20万人」を目標にしていた。2026年10月26日時点の登録者は20.8万人
  • 出典:Wantedly(ディップ株式会社のストーリー、2024年7月5日)、ディップのニュース(チャンネル開設のお知らせ)

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ポイント:台本は社内で書き、撮影と編集だけを外に頼む、という分け方が参考になります。何を伝えるかを社内で決めているからこそ、外の力を借りても、会社らしさがぶれにくいのだと考えられます。

実例2|JCB:台本は極力作らず、本人の言葉で話してもらう

クレジットカードのJCBは、人事部の採用・研修グループが、採用向けのYouTubeチャンネルを運営しています。会社説明会を会場で開けなくなったコロナの時期に始めたものです。

  • 台本の作り方:「台本は極力作らず撮影に臨んでもらうことで、リアルな情報を届けられるよう意識しています」と語られている
  • 話す人:人事部だけでなく、さまざまな部署の社員に出演してもらっている。これまでに出演した社員は約150人
  • 企画の材料:学生へのアンケートをもとに企画を立てている。「1日のスケジュールを知りたい」という声から、社員の1日に密着する動画を作った
  • 数字:これまでに100本の動画を公開した
  • 出典:JCB公式note(2025年3月24日)

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ポイント:台本を作らない代わりに、学生の声から「何を見せるか」を先に決めている点が学びになります。台本を薄くしても、企画が決まっていれば、話がぶれにくいんです。

実例3|pipon:インタビューの文字起こしとAIで、台本作りの手間を減らした

AIを使ったカルテの仕組みを作っているpiponは、患者さんにインタビューし、病気が分かってから回復するまでの体験をアニメーションで伝えるYouTubeチャンネルを運営しています。

  • 困っていたこと:インタビューの内容を、動画の台本にまとめる作業に時間がかかっていた
  • 取り入れたこと:インタビューの音声をOpenAIのWhisperで文字に起こし、ChatGPTのAPIで要約して、台本作りに使うようにした
  • ぶつかった壁:一度に扱える文字数の上限や、うまくいく指示文の見つけ方に苦労し、試行錯誤を重ねた
  • 情報の扱い:APIで送ったデータは、AIの学習に使われないことを確認したうえで使っていると説明している
  • 数字:2026年10月26日時点の登録者は2.46万人
  • 出典:pipon「YouTube『患者さん体験記』の台本作成にChatGPTを活用」(PR TIMES、2023年6月7日)

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ポイント:AIに台本を一から書かせるのではなく、自社で集めたインタビューを整理する作業に使っている点が参考になります。入力する情報の扱いを先に確かめているところも、企業が取り入れるときの手本になりますね。

3社の比較

比べる点 ディップ JCB pipon
台本の書き方 構成と台本を社内で書く 台本は極力作らない インタビューをもとに台本にまとめる
話す人・素材 仕事を紹介する出演者 さまざまな部署の社員(約150人) 患者さんのインタビュー
企画の材料 掲示板やSNSの調査、検索のされ方 学生へのアンケート 患者さんの体験
外の力の借り方 撮影と編集を制作会社と組む 社員が出演し、人事部が運営 文字起こしと要約にAIを使う

3社に共通しているのは、台本の量はばらばらでも、「誰に何を伝えるか」を台本より先に決めている点です。まずは自社の話し手に近い会社のやり方から、取り入れてみてください。

11.自社で書くか、任せるか

結論

伝えることは社内で決め、書く作業は任せてもかまいません。

台本を書く作業は、外に頼むこともできます。ただ、ディップの例のように、「誰に何を伝えるか」は自社でしか決められない部分なんです。

明るいオフィスで、編集担当者が大きなモニターに映る動画の編集画面を見ている様子
  • 自社で書く場合:社内の言葉や事情を反映しやすく、直すのも早い。その代わり、担当者の時間がかかり、慣れるまでは流れ作りに迷いやすい
  • 台本だけを外に頼む場合:書く時間を減らせる。その代わり、自社の事情を伝える打ち合わせと、事実の確認は社内で行う必要がある
  • 企画から運用までまとめて任せる場合:台本・撮影・編集・公開後の分析までを一続きで進められる。費用は大きくなるので、何を任せるかを先に決めておく

台本の外注の費用は、頼む範囲で大きく変わります。たとえばクラウドワークスの発注相場のページでは、「YouTube動画のシナリオ作成」の目安を1文字1円からとしています。この目安で計算すると、10分の動画で約4,000字なら4,000円からになりますが、取材や事実の確認、修正の回数が増えるほど費用は上がるので、実際の金額は見積もりで確かめてください。動画の制作費全体の目安は、→ 動画制作の費用相場 で整理しています。

台本だけでなく、企画から公開後の改善までまとめて任せたい場合の費用の目安は、→ YouTube運用代行の費用と選び方 で解説しています。

12.YouTube台本のよくある質問

YouTubeの台本はどうやって書けばいいですか?

先に「誰に見てほしいか」「見たあとに何をしてほしいか」「伝えることは何か」「長さ」の4つを決め、冒頭・本編・まとめの順に流れを作ってから書くと進めやすくなります。社員が話す動画なら、全文ではなく要点だけの台本から始めるのがおすすめです。

AIでYouTubeの台本を作ってもいいですか?

下書きを作るのに使うのは便利です。ただし、事実や数字の間違いが混ざることがあるので、元の資料で必ず確認してください。社外秘の情報やお客様の情報は入力せず、会社のAIの利用ルールに従いましょう。

10分の動画の台本は何文字くらいですか?

この記事では、1分あたり350〜400字を目安にしているので、10分なら3,500〜4,000字ほどです。話す速さは人によって違うので、書いたら本人に声に出して読んでもらい、時間を測って調整してください。

YouTubeの動画に台本は必要ですか?

一字一句の台本は必須ではありませんが、流れと要点を書いた台本はあったほうが安心です。企業の動画では、言ってはいけないことを避けたり、社内で確認したりするためにも、撮影前に流れを決めておきましょう。

YouTubeの台本を外注するといくらかかりますか?

頼む範囲で変わるため、一律の金額はありません。クラウドワークスの発注相場のページでは、YouTube動画のシナリオ作成の目安を1文字1円からとしています。取材や事実確認まで頼む場合は高くなるので、見積もりで確かめてください。

まとめ:台本は「流れ」と「言うこと」から作る

台本が書けないのは、文章の力が足りないからではありません。誰に何を伝えるかを決め、流れを作ってから書けば、白い画面の前で止まる時間は短くなります。

  • 台本は、全文・要点・質問リストの3つから、話す人に合わせて選ぶ
  • 冒頭30秒で、この動画で何が分かるかを伝え、最後に次の行動を1つだけ示す
  • 1分あたり350〜400字を目安に書き、本人に声に出して読んでもらって直す

次の1アクション

次に作る動画について、第3章の4つの質問に1行ずつ答えてみてください。そのうえで第5章のテンプレートの「言うこと」の列を埋めると、台本の下書きができあがります。

無料資料:企業YouTubeが伸びる仕組み

会社のYouTubeを問い合わせにつなげたい担当者や経営者に向けた、全48ページの資料です。

  • 視聴者の次の疑問から、企画を立てられます
  • 再生数だけを目的にしない考え方が分かります
  • 公開後の数字から、次に直す場所を決められます

資料のページから、無料でダウンロードしていただけます。

台本の作り方から、動画を問い合わせにつなげる流れまで一緒に整理したい方は、無料相談もご利用ください。無理な営業や、根拠のない約束はしません。お話を伺って難しいと判断した場合も、正直にお伝えします。

支援内容はサービス紹介にまとめています。

ZiiiRA

運営会社:ZiiiRA

企業・経営者・専門家のビジネスYouTubeを、戦略設計から企画・制作、運用・改善まで支援しています。支援チャンネル数80以上、累計制作本数3,000本以上(ロング・ショート合計。公式サイト掲載の実績)。※成果は、案件・期間・市場環境によって異なります。

サービス内容を見る

出典

  • 一橋大学 GCOE ケース#10-03「NHK放送技術研究所 話速変換技術」(2010年) https://pubs.iir.hit-u.ac.jp/admin/ja/pdfs/file/1153
  • YouTube ヘルプ「イントロでの視聴者維持率」 https://support.google.com/youtube/answer/9314415?hl=ja
  • クラウドワークス「発注相場」 https://crowdworks.jp/pages/guides/employer/pricing
  • Wantedly ディップ株式会社のストーリー(2024年7月5日) https://www.wantedly.com/companies/dip/post_articles/909951
  • ディップ株式会社 ニュース(YouTubeチャンネル開設のお知らせ) https://www.dip-net.co.jp/news/1802
  • JCB公式note(2025年3月24日) https://pr.global.jcb/n/n9cd34ebc1091
  • pipon(PR TIMES、2023年6月7日) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000061053.html

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※2026年10月時点の情報です。